酸化マグネシウム細粒83.3%製剤の添加物16.7%について

酸化マグネシウム細粒83.3%製剤の添加物16.7%について


酸化マグネシウム製剤には100%製剤と83.3%製剤があります。


厚生労働省の一般名マスタを確認したところ83.3%製剤は




【般】酸化マグネシウム細粒83%


と記載されており、「一般名処方加算1」の対象と記されています。


私の場合、調剤薬局で勤務していて「【般】酸化マグネシウム細粒83%」と記された処方箋を目にすることが、ほとんどないため、あまり気にしたことがなかったのですが、

100%製剤と83.3%製剤では何が違うのだろうと疑問がわいたので調べてみました。


結論


83.3%製剤は100%製剤よりも飲みやすい工夫がされている


酸化マグネシウム細粒83.3%製剤について


100% - 83.3% =16.7%


上記の引き算より、16.7%相当の添加物に何を入れているかによって、特徴が出てくるのかなぁと思いました。


酸化マグネシウム製剤は“細粒”が主流となっておりますが、“細粒”は口の中でザラザラした感じが残りますの。そのため入れ歯(義歯)を使用している方では歯茎と入れ歯の隙隙間に酸化マグネシウムが入り込み痛みや不快感がでて「飲みたくない」と感じるケースがあります。また、酸化マグネシウム特有の“味”も苦手な方がおります。


酸化マグネシウム細粒83.3%を販売しているメーカーは3つあります。以下にその特徴をそれぞれまとめます。



magnesium-oxide
magnesium-oxide


酸化マグネシウム細粒83%「ケンエー」


添加物:メチルセルロース、D-マンニトール、香料


特徴

酸化マグネシウム細粒83%「ケンエー」はレモン風味の香料を配合することで酸化マグネシウム特有の“不快な味”をマスクした製剤となっています。さらに独自の製剤設計によりザラザラ感を軽減しています。加えて、酸化マグネシウム100%製剤と比べると、水に懸濁しやすく、より細かな粒子に崩壊する製剤という特徴があります。

酸化マグネシウム細粒83%<ハチ>




添加物:ヒドロキシプロピルセルロース、スクラロース、D-マンニトール


特徴

甘味剤としてスクラロースを加える事で“ほのかな甘み”が加わりました。(酸化マグネシウム特有の不快な味が抑えられています)

独自の製剤設計により服用時の不快感が軽減されています。

酸化マグネシウム細粒83%「ヨシダ」


添加物:クロスポビドン、結晶セルロース、メチルセルロース、ヒプロメロース


特徴

酸化マグネシウムをコーティングすることでザラザラ感および不快な味を軽減した製剤となっております。


まとめ


酸化マグネシウム83.3%製剤は、1回に飲む粉の量は増えるものの、酸化マグネシウム本来の不快な風味・味・ザラザラ感が軽減されているため、そのあたりが気になる方にとっては有用な製剤かなぁと思います。

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