「子供の粉薬の飲ませ方」は舌の甘みを感じる味覚に狙いを定める

「子供の粉薬の飲ませ方」は舌の甘みを感じる味覚に狙いを定める


3~6歳くらいの子供が風邪やインフルエンザにかかると“粉薬”が処方されることが多いのですが、「なかなか飲んでくれない」という親御さんの声をよく耳にします。




一般的には「ジュース・アイス・ココアパウダー・練乳」などと混ぜるといった対応で解決するケースもあるのですが、それでも「飲んでくれない」方に対して以下の方法をご提案いたします。

舌の甘みを感じる味覚にねらいを定めて薬を飲ませる


舌が味を感じる部分を確認してみると、舌先で「甘み」を感じることがわかります。(下図参照)。



mikaku


そこで、「甘い薬」や「甘い粉」が舌先の「甘み」を感じる部分に当てるように配置して薬をのませることができれば、子供が「甘い」と感じて、薬を飲んでくれるケースがあります。

スプーンに薬を乗せる




spoon
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子供が苦手な「タミフルドライシロップ」や「苦い抗生剤」を飲ませる場合は、上図のようにスプーンの先に「苦い薬」を置きます。次にスプーンの根元側に「甘い粉」を置きます。図ではココアパウダーを置いています。このように薬を配置すると、子供の舌先にココアパウダーが乗るため甘みを感じます。


この作業を行うときに、子供に説明しながら行うと、より効果的です。(4歳以上のお子さんなら、なんとなくわかってくれます)

「舌(べろ)の先に甘い粉があたると、「おいしい」って感じることができるから、舌の先にココアパウダーが当たるようにスプーンにお薬をおくね」などです。


飲ませ方




spoon-powder
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上の図のように子供に大きく口をあけてもらい、スプーンを口の中に入れます。その状態で子供に口を閉じてもらって、スプーンを引き抜きます。すると舌の“甘みを感じる部分”にココアパウダーが乗るため、子供はうっすらと甘みを感じます。それに加えて、得体のしれない大量の粉が口の中に入っているため、子供としては“じっくり味わうことはできません”。


水で飲む


あとは用意してあったコップの水で粉薬を飲みこみます。



この方法の利点は1回で粉薬を飲みこむことができることに加えて、あと味が“ほんのり甘い”ことです。親御さんとしても「薬を飲ませる時間」を短縮することができるという利点もあります。上手にお子さんが粉薬を飲むことができたら「しっかりほめる」ことも大切かなぁと感じます。



薬局によっては、数種類の粉薬を混ぜて調剤するケースがありますが、混ざっている薬を子供に飲ませる場合、混ざっている薬をスプーンの先端において、ココアパウダーなどの甘い粉をスプーンの根元側に置くという感じになるかと思います。



細粒(粒子の小さい粉薬)の場合、舌の上にあと味が残ってしまうことがあるので、粉薬を飲んだ後は、何か甘いものを食べる、ジュースを飲む、歯磨きの時に舌をブラッシングするといった対応が必要になることもあります。



・味が嫌い



・粉が口の中に残るのが嫌だ



・飲むのに時間がかかる



・親がイライラしながら飲ませようとする

といった要因が考えられます。今回、記しました方法は「味が嫌い」「飲むのに時間がかかる」「親がイライラする」といった要因を解消することができるのではないかと考えております。



粉薬の味にはさまざまなものがあります。さらに味の感じ方は人それぞれかと思います。初めて飲む粉薬であれば、親御さんがちょっぴり(数粒)なめてみて粉の味を確かめてみたり、薬局で薬を受け取る際に薬剤師に味を確認してみることも大切です。

もし「粉薬が苦手」な、お子さんがおられましたら、一度お試しいただいてもいいかもしれません。

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