PTPシートからバラしてしまったが使用しない錠剤がある場合におけるパソコンでの在庫管理について

PTPシートからバラしてしまったが使用しない錠剤がある場合におけるパソコンでの在庫管理について



調剤薬局の在庫管理には様々な方法があるかと思うのですが、私が所属している店舗では、医薬品の受払データをパソコンに取り込むことで、現在のリアルタイムの在庫数量をパソコンで確認することができます。




先日、パソコンでアジルバ錠10mgの在庫数量を確認したところ


アジルバ錠10mgの在庫数60錠


と表示されました。アジルバ錠10mgは一度に60錠が処方される患者様おりましたので、いつ来られても足りるなぁと感じておりました。


その後、アジルバ錠10mgの患者様がいらっしゃったので調剤しようとアジルバ錠の箱を開けたところ、


PTP40錠とバラ錠20錠



が箱に入っていました。合計数は60錠なのですが、いつもPTPで60錠をお渡ししている患者様でしたので、その場は40錠をお渡しして、残り20錠は郵送対応をしました。



上記の事例のように、パソコンで在庫管理を行っている薬局の場合、PTPシートからバラしてしまったけれども、使用しない(使う予定がない)錠剤というのは非常に扱いにくい薬であると感じます。パソコン上は在庫としてはカウントされるものの、バラされているために使い所が難しいのです。チェーン店がある調剤薬局ならば、他店舗で引取可能かどうかお伺いをたてることもできるのですが、すべてのバラ薬を精算することはなかなか難しいと思います。

患者様に対して「もうしわけございません、今回だけPTPではなく、バラ錠でお渡ししてもよろしいでしょうか?」とお願いして無理やりバラ錠をお渡しすることもできるのですが、患者様の立場になると、若干の違和感を感じるかもしれません。



私としては可能な限り患者様が「マイナス」と感じる要素は排除したほうが、薬局経営が安定するんだろうなぁと感じておりますので、バラしてしまった錠剤を患者様に無理強いはしたくないと感じています。



以上のことから、PTPシートからバラしてしまった錠剤はあるけれども、動く予定がない場合において、パソコンで医薬品の在庫数量を円滑に管理する方法を検討しました。


1:PTPシートからバラしてしまったけれども動く予定がない錠剤をリストアップする。


2:チェーン店宛でも自分の店舗宛でもいいので、「小分け売り伝票」を作成し、上記のバラしてしまった錠剤を売ったということにして、パソコン上の在庫からマイナスします。(伝票上は「売り」データを作成したことになりますが、実際のバラ錠は店舗内で保管します)


3:このままだと、在庫しているにもかかわらず、在庫していないようなデータとなってしまって医薬品の紛失と思われてもまずいので、職員全員に事情を伝えるとともに、会社の決算時期(半期、四半期決算など)には、在庫を元通りに戻す作業を行います。会社によっては月末在庫金額を把握している場合もあるので、その際は毎月末に在庫をもとに戻す作業を行います。(小分け売伝票を破棄すればもとに戻るかと思います)。


会社の経理担当の方に、毎月末の月末在庫を確認しているのか、それとも決算時期の在庫だけを確認しているか聞いてみてもいいかもしれません。


このような感じで、パソコン上は在庫としてカウントしたくないバラ錠がある場合は、「いったんよけておく」という対処方法を行うと、円滑なパソコンデータ管理を行うことができるかなあと感じます。
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